先週末は富山のN井くんが主催するTTRこと…通称「のりおラリー」に行って来た。コマ図ジャンキーな自分としては、コマツー自体も楽しみな事は勿論、富山付近の林道はなかなか走る機会がないので期待を膨らませての参加だった。
前日に富山入りして、N井くんちで夜は宴会、翌日が本番だ。参加メンバーはM山さん@アフリカツイン、K頭さん@スーパーテネレ、サワディさん@KTM525EXC、Kの実さん@KTM400EXC、T
代くん@HP2。自分は久々にHPNで出動!もしかして、冬のサンドラン以来かも?タイヤもまだモンゴルで使ったミシュランデザートを付けていたりして…
コマ図ラリー当日、昨夜の宴会のせいかみんな寝坊して、慌ただしく準備を開始した。朝9時にN井くんちをスタートして、富山の街を抜けて山に向かう。そして、舗装林道がしばらく続いた。思ったより、狭いくねくねの道で、その後のダート林道も薮漕ぎ紛いの横から草が激しく邪魔な林道だった。あとで聞いたら富山はこんな感じの道が多いらしい。久々に乗るHPNはポジションに多少違和感を感じたが、急な登りのタイトターンでも芳醇なトルクと穏やかなアクセルレスポンスのおかげで、不安なく走れた。秋晴れの爽やかな天気。気持ち良いツーリングになりそうだ。
ゴールは18時、トータル距離270キロの設定だったので、楽勝気分でいたのだが、前述した富山の林道の傾向を考慮するとなかなか厳しいのかもしれない。順調に見えた行程もちょっとした歯車の食い違いが時間の消費を助長することもある。
最初の変化に気づいたのは、距離計の短くなった表示であった。単純にIMOのタイヤ径の設定がずれているだけだろうと思った。たまたまM山さんの後ろに付いて走っていたが、距離が合わなくなって、コマをロストしてしまった。全体的にコマの数も多いルートだったので、一応、戻って確認しておこう。再確認後、一応、ルートに戻れてたが、その後も距離のズレが大きい。そして問題の場所に…、どうしても左折する交差点が見つからない。その前まで距離もズレまくってあやふやだ。とりあえず、左折出来そうなところでまがったが、どうもその次のコマとも違うようだ。いくつか先のコマにダムの文字が書かれていた。どうやらダムの橋の上を走るようだ。その先にダムがあるからそこまで行ってみよう…ただし、コマに示してあるところより大分先のような気がするが…。行ってみたら、どうもランドマークが違う。いろいろ探してみたけど、どうも違う。こんな立派なダムがすぐ近くに他にもあるのか??
しょうがないので、分かるコマまで戻る事にした。…とIMOをいろいろ操作していたら、重大な事を発見!距離計が何秒か止まっている時がある。完全には止まらないのだけど、時々止まっているようだ。…なるほど、距離計がずれるはずだ…。ピックアップが信号を拾ってないのか?原因がよくわからないが、幸い、モンゴル仕様のHPNでもう一個IMOを付けている。こっちが大丈夫なようなので助かった。ちゃんと距離を測り直すと、見失っていた左折箇所は、人様の家の庭に続くようにみえる細いコンクリ道だということが分かった。コマ図だとアスファルトの道と同幅で書いてあるのに〜のりおトラップにやられたわ。ダムも上流に小さいものがもうひとつあったようだ。
この間、30キロくらい多く走ってしまって、1時間くらいロスした。時間も13時を過ぎている。でも、距離は90キロしか走ってない…あと、180キロかよ…気が遠くなるな…。
このあとはひたすら走った。あまり急いでもしょうがないので、それなりだが一応頑張った。15時になんとか160キロ地点のCPに到着。当然、自分が最後だった。残り100キロちょっとはダート比率が高くなるらしい。目的地は白川郷。マキシマムタイムの18時はもう暗くなってしまうので、急ぐ必要があった。
久々のHPNで、振り回すにはちょっと躊躇が出る。やはり重さを感じてしまうから。それに、どうも最近HP2に乗ってばかりで、ライディングスタイルも去年と大幅に変わっている。基本的にはスタンディングで走った方が走りやすくなってしまっている。特にタイトコーナーはスタンディングでデンプシーロールばりに体を振って行った方が走りやすい。HPNはリアブレーキペダルとハンドル高さの関係で、スタンディングで攻めるのは無理だ(ここは今後改良しよう)。結局、ずっとシッティング中心で走っていたが、逆に例のターンがシッティングでも出来るようになってしまった。こりゃ、たなぼただ。そのおかげか、後半のペースも上がり、最後の牛首峠では日が暮れる中を気持ち良く走れた。
そして、17時50分頃になんとかゴール。今回は、のんびり走ろうと思ったのに、結局慌ただしかったなぁ(^^;; 富山の道は意外と大変でした。この後の白川郷の夜の宴会も楽しかったです。N井くん、楽しいルートありがとう!また次回もよろしくです!