今日、ダッツ浜松店に行ったら(もちろん、うちのHPNの進捗状況を聞きに)、なんとHPN製のBMWファクトリーマシンR900RRが置いてあった! 横浜店に置いてあったやつをこっちに持って来たらしい。そのうち見に行かなきゃと春から思ってたのですが手間が省けた。R900RRは自分の一番の憧れのバイク。しげしげと観察した。
バイクを起こして跨がらして貰った感じではやはり軽い。190kgらしい。もちろん足は腰をずらしてやっとつま先が着くレベル。サスもほどんど沈まない。余計な物が付いてないし、タンクも二ーグリップ部はえぐれているのでスリムなイメージを受けた。凛とした立ち姿がイイ!
見難いけどエアクリーナーはハンドルのすぐ後ろ。砂が入りにくいラリーマシン定番の位置だけど、ボクサーだとレイアウトが大変そう。エンジン位置が低いので燃料タンクも特に左右分割はしてないみたい。整備性は?? ハンドルは当然テーパーハンドルでステダン付き。
オイルパンは削って最低地上高を確保。HPNお得意アンダーガード一体オイルパンに変更。オイルパン後方に追加オイルタンクが見えるのでセミドライサンプっぽい。スカベンジポンプはエンジン上にあるみたいでどういう風に付いているか見えなかった。
オイルフィルターも下からエンジン上に移設。オルターネータが見当たらないけどどこに置いてるんでしょうね?エンジンフロントカバーの張り出し具合を見るとクランク同軸にしてるのかな?
インジェクションをビングキャプに変更してる。オリジナルのカーボンシリンダーヘッドカードもカッコイイ。エンジンはレギュレーションに合わせてR850のエンジンをベースにボアアップして900cc(かな?)くらいにしている。
リアサスも取り付け方が全然違う。かなり傾斜して取り付けてる。ピポッド位置はエンジン上。フレームの作りも全く違って剛性がありそう。ブレーキは前後ブレンボ、ホイールはEXCELでミッションはゲトラグ。
見やすいコクピット。マップケース、GPS、ラリーメータ等が綺麗に収まってる。GPSもハンドル上ではなくカウルマウントで真ん中にあるので見やすいです。
カーボン製のカウルがカッコイイ。ノーマルのイメージを残しつつ全然違うモノに昇華してるところが良いよね。このデザイン好きです。
しかし、ラリーマシンというのは独特の雰囲気を醸し出しています。特にワークスマシンは機能美とも言える姿をしている。まさに理想のバイク…このワークスマシンと同等の仕様にしたR1150RRが1300万円と聞いたけど、作りを見ると納得。ノーマル15GSとかとは全く別物ですから。その程度は軽く行きます。むしろワンオフで作るなら安いくらいだ。フェラーリ買うより安いし。金があったら絶対ほしい!
ところでうちのHPNは例によって入荷が遅れそうな雰囲気…_| ̄|○ 気長に待つしかないか…