夏休みにハチマルがヤバい状況になってしまった。オイルフィルターカバーからオイル漏れを起こし、大半のオイルが減った状況で走行。打音が出てたような??焼き付きが心配です。
そういう訳で、ここはOHVのプロに診断してもらおうとT村さんの紹介で東京のボクサーハウスに持っていった。結論から言うと、明確なメタル等焼き付きの状況は見られなかったが、エンジン腰下まで開けなきゃ行けない症状が見つかった。ひとつはリフターの虫食いともうひとつはメインメタルを固定していたピンダウエルの脱落を発見。
リフターはトップ面が虫を食ったように摩耗していた。これはBASICの93〜94年式ではよく起きているらしくて、リフターの品質が悪いという事(熱処理とかが悪かったとかね)。メインメタルのピンダウエル脱落は、稀なようですが、たぶん異物噛み込みでメタルの温度が上がったのかも??それでも普通カシメてあるらしいので、工場でのカシメ忘れっていう話も…。
オイル漏れ自体は、説明しにくいけど、オイルフィルターのセンターにあるパイプの突き出し量が短くなってた。このパイプの先端にゴムシールがあるので、シールの締め代がなくなってしまって、オイルがだだ漏れになったらしい。これはネジが切ってあるだけで、固定もされずに回転させて突き出し量を決めるだけなので、なにかの拍子に回ってしまって短くなったのかも。
結局、エンジンは予想通りエンジンフルオーバーホールすることになりました…orz
まあ、お金も掛かるからガックシな話なのですが、見方を変えれば、クランクバランスも取って、面研で圧縮比アップもするので、リフレッシュ後のエンジンは相当良い仕上がりになるはずです。フルバランスを取ったボクサーツインって最高なんですよ。そういう意味では楽しみでもあります。
ところで、ボクサーハウスさんですが、お一人でやっている小さなお店なんですが、今どき、目の前で整備してもらえるし小回りが効く居心地の良いお店でした。OHVボクサーの専門店なので、色々教えていただいて他の不具合もすぐに解決してもらえました。こういうお店が近所にあると良いんだけどなぁ。
とにかくこれで安心してOHもお願い出来ます。とりあえず、OHウエイティングリストに入れていただきましたが、ホワイトボートに記入されたリストの中に知った名前がちらほら(笑) とりあえずお金貯めないとな…。