前から気になっていたが、オランダのBMWディーラーがニコバッカーにフレーム製作を依頼して仕立てたR1150GS Rallyとも呼ぶべきマシンのコンバージョンキットがどうやら売られてるらしい(raizoさん情報)。
このマシンはR1150GSをベースにフレームをニコバッカーオリジナルにしてフロントフォークをテレスコに換装し、さらに重量を-30Kg軽量化している。外装もフロントフェイスはダカールの物を流用していたりして結構かっこいい。私にとっては理想的なマシンで魅力的だったのだ。
キットの内容はフレーム、三つ又、フロントフォーク、フロントディスク、リアサスのようで価格は1万ユーロである。ニコバッカーと言えばフレームビルダーで有名で、フラットツインのオリジナルフレームのマシンも何台か出していたはず。たしかフラットツインのクラウザーもニコバッカーフレームだっけ?
一時はテレスコ組めるフレームを自分で設計しようかなとも思ったのですが(職業柄出来そうなので)、キットであるのならそれを手に入れた方が簡単そう。フレームを変えると車検の問題もあるがまあなんとかなるのでは?
前にR1150GSベースのHPNマシンを作れないか聞いた事があるが、やはり1000万円くらい掛かるらしい…。そういう物に比べると多少は安くできる(絶対的な値段は高いけど)。
前にも書いたが、私はモンゴルラリーに出れるマシンを探しているので、もしかしたらこの仕様なら行けるかもしれない。15GSは重さも弱点だが、他に走破性が低い原因はテレレバー&サスストローク不足のせいだ。このキットならフロントサスのストロークは280mm(ノーマルの220mmかな?短すぎ)にアップできるし、テレスコなら前方向からショックも吸収できるので、テレレバーロックに悩まされないで済む。ただ、1万ユーロも出すならそれだけでも結構なマシンが買えてしまうのでちょっと考えものである。
それに実は非常にあやふや〜な状態だったHPNの予約の方(予約だけは2年も前にしてあるのだ!)もはっきりしつつある。順番来たからそろそろ取りかかるような気配がある。ということはキャンセル不可能な時期に入ったかも?